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【CSR活動】マングローブ林のゴミ拾い&マングローブの稚樹抜き活動

2025年7月9日(水)、那覇市の「漫湖水鳥・湿地センター*1」周辺にて、マングローブ林の保全活動を行いました。
今回の活動では、「マングローブの稚樹(ちじゅ)の抜き取り*2」および「ごみ拾い」を実施。地域の自然環境の保全を目的とした取り組みです。

マングローブ林は湿地帯に成立する特殊な生態系ですが、繁茂しすぎると湿地が失われてしまう場合があります。
そのため、必要に応じた稚樹の抜き取りが、湿地環境の維持には欠かせません。

当日は、他法人の皆さまにもご協力いただき、総勢16名での活動となりました。
(沖縄県パチンコ・スロット協同組合様、サンシャイン様、マルシン様)

約30分間の作業で、稚樹を合計3,821本抜根。ごみは7.8kgを回収しました。
ぬかるんだ地面での作業は決して簡単ではありませんでしたが、終始笑顔の絶えない、充実した活動となりました。

また、カニやトントンミー(ミナミトビハゼ)など、多くの生き物にも出会うことができ、自然の豊かさを改めて実感する機会にもなりました。

今後も私たちeco活ハッチー隊は、地域の環境保全に取り組んでまいります。

【*1漫湖水鳥・湿地センターとマングローブ林について】
漫湖は那覇市と豊見城市にまたがる干潟・湿地帯で、国内でも有数のマングローブ林を擁しています。
国際的にも重要な湿地として「ラムサール条約登録湿地」にも指定されており、野鳥やカニ、ミナミトビハゼ(トントンミー)など多様な生き物が生息する自然豊かな場所です。

【*2なぜ稚樹を抜くのか?】
マングローブは本来、限られた範囲に分布する植物ですが、種子が潮に流されることで周囲に急速に広がる性質があります。稚樹が過剰に繁殖すると、干潟の「開放水面」が失われて湿地の機能が低下し、生態系全体に悪影響を及ぼす恐れがあります。今回の活動は、こうしたバランスを保ち、生態系を健全に維持するために必要な作業です。